温風が出なくなったら要注意

 ラジエターも一度取り替えています。ラジエーターはその形状によって、修理ができる場合とできない場合があります。修理ができる場合はそれほどでもありませんが、ディーラーなどで純正の新品を頼むとかなりの価格がするものです。例えばランドクルーザーなどに積まれている3000ccディーゼルターボのラジエターは、純正新品を買うと8万円以上します。これに、取り付け工賃がプラスになりますので、もしかすると10万円以上の修理になってしまうかもしれません。

 

 ラジエター異常の症状としては、冬でヒーターをつけている時ならすぐにわかります。温風が出なくなりますので、この時点でLLCが少なくなっていることがわかります。また、水温計をいつも見るようにして、いつもと違った動きがあるようでしたら、冷却水周りを点検したほうがいいでしょう。具体的には、極端にオーバーヒート気味になっている場合は危険です。冷却水のチェックは運転手の日常点検項目に入っていますので、リザーバータンクの水の量だけでいいので、いつも車を使う前にチェックする事をおススメします。

ホース類は消耗品

 私は車検を自分でやっていますので、水漏れ対策などもすべて自分で行わなければなりません。ラジエーター周りをはじめとして、車には冷却水を循環させるためのゴムホースがいくつかあると思います。そのゴム製品も経年と共に劣化し、最悪の場合は破けて水が漏れることとなります。通常、ディーラーや修理工場に車検に出している方なら、この辺りは工場が念入りに見てくれることでしょう。ホースも結構な値段がします。アッパーとロワーのホースを両方取り替えれば、車によっては部品工賃で2万円コースとなってしまうでしょう。ですが、路上で水漏れ、停止、ロードサービスを呼んで工場へ搬入、修理、その間はレンタカー、などとなれば、かなりの出費となりますので、あらかじめきちんと整備しておくに越したことはありません。

 

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