刀は海外でも人気♪ 今の女性はスゴイです！！
私は少し前まで刀剣類を海外へ輸出する仕事をしていました。刀剣の事は任せて下さいね。今日のモーニングバードで日本刀女子の特集がありましたよね。刀剣乱舞は日本刀の銘がキャラクターになっていることから、皆さん詳しくいらっしゃって頭が下がります。
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カタナの魅力は一口で言い表せるものではなく、さまざまな所にみなさん興味を惹かれていると思います。刀にはいろいろな楽しみ方があります。人それぞれだと思います。今日のモーニングバードに出てきた女性が言っていたように、「ピカピカしていてきれい♪」と、それでいいんですね。よくある、刀を手入れしている場面を思い出してみて下さい。おじいさんが刀を手に取って、ポンポンやっているのを見たことがあると思います。この日本刀はどのようになっていたか覚えていますか？大抵の場合は刃紋(はもん)と呼ばれる模様があります。この刃紋も日本刀の特徴の一つで、作者によって模様が違います。また、波打っているものや、ストレートじゃなくて真っ直ぐなものもあり、刀剣商の知り合いは「真っ直ぐな刃紋が俺はいいんだけどな、人気はないけどね」なんて言っていました。日本刀は鍛治を行って作る人がいて、砥ぐ人がいて、拵や?や柄や鍔や様々なパーツを作る人がいて、さまざま人の力によって完成します。そして、それはきちんとした手入れを行うことによって、何百年も同じ形で保存されてきたのです。本来は武器でしたが、その目的を変え、今は美術品としての日本刀の価値が再認識されています。
飾りもすごい！
日本刀は様々なパーツで構成されています。刃だけでも美しいですが、それにパーツが加わることで一層魅力を増します。飾りというのは具体的には、鍔（つば）、目貫(めぬき)、縁頭(ふちがしら)、小柄(kozuka)、などがあります。グリップは柄(つか)、刃を入れるものは拵(こしらえ)、はじめのうちは名称を覚えるだけでも大変です。今回特集されていた内容では、女性はジュエリー同様の魅力を刀の繊細なパーツに感じているとのことでした。テレビでは目貫が紹介されていましたが、この目貫だけを取ってみても、日本刀のマーケットでは恐ろしい価格になるものがあります。男はついつい値段の話になってしまいがちですが、女性はその美しさ、繊細さ、歴史、を見てくれるので刀剣商としてもうれしい限りです。女性ばかりではなくて、日本刀は海外でも大人気です。今お話してきたパーツだけでも国を超えての売買が盛んです。私のカナダの友人も、やはり日本のキャラクターがきっかけで日本刀Japanese Sword に興味を持ち、購入していただいたという経緯があります。日本のアニメやゲームを通じて、日本の文化が再認識されることは、とても喜ばしい事です。私は海外の方が日本の文化に興味を持って下さるのがとても嬉しいのですが、今回このように女性が日本刀に興味を持ってくれることも、同様に嬉しく思います。ちなみにですが、現在はオークションで比較的簡単に日本刀を購入できるようになりました。手入れなど大変な部分もありますが、将来的に所有するのもまた、私たちの心を揺さぶる満足感があります。日本刀だと10万円以上から、脇差でも銘のあるものは5-6万は最低するかもしれませんね。ピカピカしているものもあり、少し錆びているのもあったりと程度も様々ですので、やはり初心者の方にはおすすめできないかな…
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