給料を上げる方法

会社で一生懸命に働いているのに、どうしてこれだけしか給料がもらえないんだろう、と思ったことはありませんか？私などは学生時代のバイトの時に思って以来、サラリーマンになってからも、ずうっ〜とこの事を考えていました。そして、ついにこの問題の真相を突き詰めることに成功し、今はそこそこの生活をする事ができています。あなたも是非、今の収入に不満があるのなら、今、真剣に考えてみることをお勧めします。

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実はこの答えはとても簡単です。私たちが気がついていないだけです。日本をはじめとする、全世界でこの事は共通です。私たちは誰かの元で働いている、労働者として使われている限り、満足の行く賃金を受け取ることはまずありません。一部の優良企業を除き、労働者はみな、賃金が安いのです。何故なら、使われている身だからです。あなたがいくら働こうとも、レバレッジが効くことはありません。働いた事に対する価値や対価は、会社に、経営者に、社長に、吸い取られておしまいです。そう思いませんか？

例えば日本を代表するような大きな会社の組合であれば、そこそこの交渉力があるとは思うのですが、大抵の会社の場合、労使は馴れ合い関係にある場合が多いようです。私が経験してきた職場ではそうでしたので、このように申し上げています。一生懸命に改善しようと頑張っている組合の現場には頭が下がります。事実を伝えたいのでこのような表現になっています。全ての組合がそうだとは限りませんので、申し添えておきます。私はとある会社で職場の分会長をしていました。そして、私の上には「組合専業」の支部長がいて、いろいろな相談をしていました。ところが、この組合の支部長が、しばらくすると、東京の本社勤務になってしまったのです。組合の支部長だったのに、会社の、しかも本社の役員のちょっと下あたりの地位に、ひょうひょうと異動して行ったのです。これには失望しました。こんなのは会社側からすれば何ともないことなのだとは思いますが、必死に組合で、職場を改善するべく頑張ってきた私たち分会長にとっては、大きな失望でした。これが会社だなと思わされた出来事でした。

結局、職場で一生懸命働いたところで、また、状況を改善しようと組合の先頭に立って頑張ってみたところで、会社は会社のために動いています。利益を出すために動いているのです。その利益は殆どの場合、会社のために使われます。会社のため、を、従業員のやる気、給料、と読み換えてくれている会社であれば、あなたの給料は上がるのですが、実際問題このような会社は多くはありません。この記事にたどり着いたあなたの場合も同様だと思います。

本気で給料を上げ、あなたの生活を豊かにしようとするなら、考え方を変えなければなりません。あなたは会社に使われている限り、同じ位の、何とか生活できるけれど、殺される寸前、というような状況が続くことでしょう。これを断ち切るには、自分で収入を得るしかありません。日本人はお金を得るという事に対しては保守的な考え方がデフォルトですので、このような野望がない方が殆どですが、ここは頭を切り換える必要があります。あなたの頭を切り換えなければ、生活は変わりません。