2015年の梅雨明けはいつですか?
今日のひるおびで、2015年の梅雨明け予想が発表されていました。通常関東地区の梅雨明けは6月8日ですが、今年はもう少し遅くなりそうな予報が出ています。簡単な天気の状況と今後の注意点をお伝えします。
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第一週中には明けない
関東地方の通常の梅雨明けが8日ですが、今年は8日には明けそうにありません。今現在、九州地方から関東地方にかけては雨模様ですが、これは梅雨前線に高気圧からの湿った空気が流れ込んでいるためで、この雨は梅雨の雨ではありません。明日には上がる予定の雨です。ということで、今週中(6月第一週)の梅雨明けはありません。
今年の気象の特徴
今年の気象はエルニーニョの影響か、また、台風が5月に沢山来た影響か定かではありませんが、太平洋にある高気圧の力がとても弱いという特徴があります。梅雨入りはこの太平洋高気圧が梅雨前線を北へ押し上げることが大前提となっていますが、今年の太平洋高気圧は少し力不足の感があります。また、今日は6月というのに北海道で雪が降りました。この、北海道に雪を降らせたのは、北海道の西側にある寒冷渦(大陸からの乾いた偏西風が切り離されて渦上になったもの:別名は寒冷低気圧)が原因です。かつての歴史をみてみると、2009年が同じような気圧配置でした。このような気圧配置では、注意すべき気象状況が発生する恐れがありますので、警戒が必要です。その注意すべき気象状況を解説します。
2009年の天気
2009年の天気はとても特徴的でした。大雨が降る地域があると思いきや、他の地域では雨がなかなか降らないといったような、両極端の気候が同時に現れました。今年も同じような状況が予想されていますので、今から注意が必要です。肝心な梅雨明けですが、今現在気圧配置的には梅雨ではあるのですが、今一つ前線の位置が通常の梅雨時期らしくありません。今現在降っている雨も高気圧からの湿った空気が作り出しているもので、この雨は時間の経過とともに雨はやみます。少なくとも今週中の梅雨入り宣言はないものと思われます。来週の半ばになるか、それとも15日以降になるかもしれない、と、予想されています。