5月20日あさイチで特集 スーパー主婦 家事疲れ 対策は?
家事で疲れている方は多いと思います。毎日一生懸命やっているのに、子供も旦那も手伝ってくれない、つい大きな声を出しそうになる、出してしまう、片付けたいけれど片付けられない、そんな家族の悩みを解決する方法が紹介されていました。実際に子供が2人いる主婦が取材を受け、その様子が今日の番組で克明に放送されましたのでご紹介したいと思います。
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だわへしはよく言われるけれど
片づけをする際の「だわへし」という言葉を聞いたことがあると思います。だ-だす、わ-わける、へ-へらす、し-しまう、というものですね。これは原則ですが、なかなかどうして簡単にできるものではありません。今回は少し違った視点から、専門家がアドバイスをしてくれました。
家族の現状
家族は4人家族です。30代主人公の主婦と小学生の息子さん、中学生の娘さん、そして旦那様です。まず、家全体から感じる事は物が多い事。息子さんは工作が趣味で、いろいろな材料やおもちゃが所狭しと置かれています。娘さんはお母さんが洗濯物を畳んでこれをしまってね、と言ってもしまわず、ピアノの上に置いてそれっきり、旦那様は帰宅するやいなや、ノートパソコンにへばりついて自分の世界へ。お母さんの台所も物が多く、その結果として歩きずらい、トースターが直接床に置いてあるなど、使い勝手が悪いという状況でした。一生懸命やっているのに、誰も手伝ってくれない、片付けもなかなかできない、という悩みをお持ちでした。
今の生活に必要なものだけを 専門家がアドバイス
家族は専門家、足立洋子さんのアドバイスを受けます。今の生活に必要な物だけを残しましょう、というアドバイスですが、どうしていいものか。ここでさすが専門家のアドバイスが行われます。具体的な仕訳方法として、家の中にあるものを4つに分けるというものです。具体的に見て行きましょう。まず、収納されているもの、片付けたいもの全てを取り出して床に並べ、以下の4つに仕分けをします。
「大活躍」 の場所を決める
毎日必ず使うものを「大活躍」とし、まず、置き場を決めます。具体的にはトースター、毎朝飲むお茶、などの置き場です。
スタンバイ
スタンバイは、毎日ではないけれど、必ず使うものです。今回は引き出物でもらった高級なガラスコップなども箱から出され、来客時に使うものという位置づけでスタンバイに仕分けされました。
不用品
全く使う予定もないものです。これは処分します。
あるダケ
あるダケは今回の足立洋子さんの整理術で、需要なキーワードの一つです。全ての物を床に並べ、仕訳をするときに、これはどうしようか?と思う品物がありますよね。このような仕訳の場所がわからない物を「あるダケ」に仕訳けします。
あるダケの意味
あるダケは今すぐ使わないけれど、使う予定もない、どっちつかずの品物です。こうして仕訳をした後で、ベランダやリビングの横に置いておきます。大抵の場合は使わないものが多いと思いますので、自分で期限を決めるなりして、時期が来たら処分を検討します。無理に処分を考えると疲れてしまうので、気軽に、時間を少しおきながら、でもこれだけのモノがある事を意識することが大切で、この意識を与えるのが「あるダケ」の意味となります。
そもそも仕訳ができない、行動ができない 場合は?
方法はわかるけど、とにかく毎日がダラダラで、仕訳の作業をするきっかけがつかめない人もいると思います。日常生活の中で、いつもと違う行動を起こすのはかなり大変です。今回のアドバイザー足立洋子さんは、完璧にやろうと思わないで、きっかけが出来たら少しずつ始めればいい、とおっしゃっていました。きっかけは、あさイチを見たからでもいいですし、よく皆さんのお宅でもあるような、来客があるから、という理由でもいいのです。そして、この片づけは一気にやると大変ですので、大変だと思うのであれば、今日はこの棚の中だけ、というように、具体的に今日やる場所を決めて整理するという方法も紹介されていました。
レジ袋、紙袋の収納方法
知らない間に溜まってしまう、スーパーのレジ袋や紙袋。これらの収納についても足立洋子さんからアドバイスがありました。まず考えるのは、自分がどの位の量を使うのか、適量を考える事だそうです。それ以上は持たないように考えることで、在庫を減らし、手元に今後使う予定の分だけをストックする事ができるようになります。具体的な収納方法が紹介されていました。
レジ袋
レジ袋は、まず縦に折り、それを更に二回折ります。どのような大きさのものでも、このように畳み、それを縦にして細長い箱に収納します。自分が必要な分だけを手元に残し、それ以外は処分します。この方法は、綺麗に収納できると同時に、大きさが一目でわかるので、とても便利です。
紙袋
紙袋も溜まってしまうものの一つですね。紙袋は取っての紐を中にしまいます。折り畳むのですが、入口の部分を底の部分に入れるようにします。これで見た目がスッキリとします。
家族が手伝ってくれない
今回の家族では、例えばお母さんが洗濯物を娘に渡しても、娘は自分の洗濯物をしまわないでピアノの上に置きっぱなしにするというような状況でした。分析すると、洗濯物の収納場所が何か所もあることがわかりました。また、本棚を見ても、一つの本棚に娘さんの本、息子さんの本、旦那様の本、奥様の本、と、様々な人の本が収納されているという状況でした。この状況を根本的に変えるべく、対策を行いました。
一人ずつの 「居場所」 を与える
一人に一部屋、あるいは小さなスペースを与え、ごちゃごちゃになっていた洗濯物の収納や持ち物の置き場を、自分で管理するようにしました。一番はじめにお話した方法で、今ある自分の物を仕訳し、必要な物だけを残すようにしました。自分で管理する事によって、自分の物という意識が芽生えると同時に、これ以上不必要な物、今回で言うなら「あるダケ」を増やしたくないという気持ちになります。
居場所を与えると こうなった
それぞれに居場所を与える事によって、家族がそれぞれの場所を作るべく、積極的に動くようになりました。今まで家事には見向きもしなかったダンナ様も、家具の移動を積極的に手伝うなど、家族の絆が強いものとなりました。ダンナ様は自分の机を置いたプチ書斎を作りました。机が復活し、振り返った所に自分のお気に入りの本を収納しました。今までごちゃごちゃになっていたものがすっきりとし、家族が一丸となって作業することにより、お互いをいたわりあう気持ちが復活しました。最後にお母さんは、「母親が文句を言うだけじゃダメなんだ、今回みんなが協力して、家が片付いたことがうれしい。今、家族の状態は一番いいと思います。ダンナさんが私をはじめ、家族の事をきにかけてくれるようになったのは何年振りでしょうか。よかったです。」といい、スタジオは感動に包まれました。レポーターは涙声になり、心から感動していた様子が伝わって来ました。
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