今日のご飯は焼きそば
毎日暑い日が続いています。今日の夕飯に関してカミサンから「冷やし中華とやきそばどっちがいい」とのオファーがありました。冷やし中華は頻度が高く、今日は焼きそばの気分だったので、「やきそばだ」と答えました。「アタシもやきそば食べたいと思っていたのよね」と、カミサン。結婚15年、阿吽の呼吸とでも言いましょうか。一緒に住んでいると考える事も同じになってしまうのでしょうか。
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手伝いをする
私は気が向いた時限定で申し訳ないと思いつつ、ご飯作りを手伝います。チャーハンや野菜炒めを炒めたりします。材料はカミサンが切り刻んでおいて、私は炒めるだけの作業です。今日は汗をふっ垂らしながらフライパンと焼きそばと格闘するカミサンに「おれ、やりますか?」と声をかけましたが、「もうできるからいいよ、ありがと」と、返事が返ってきました。すると次に指示が出ました。やきそばにかける紅しょうがを段取りしてくれとの指示でした。具体的には「紅しょうがが冷蔵庫の左の下の奥にあるから出しておいて」とのことです。さっそく冷蔵庫の扉を開けて紅しょうがを探しました。
ない。
カミサンは綺麗好きで、冷蔵庫の中はきちんと整理整頓されています。二世代で使っており、一番上の段と一番下の段がわが家のスペースになっています。言われた左奥の下を見てそれらしき器を発見しましたが、中身は紅しょうがではなく、私の弁当のおにぎりに入れる梅干しでした。言われたところになかったので、私は紅しょうがはないのだなと思い、報告もせずにいました。器に盛られた焼きそばを、台所から食事をするテーブルに運び、箸と水をセットしました。
実はあった
「あれ〜紅しょうがは?」 カミサンは焼きそばに紅しょうがが乗っかっていない事に気がついて独り言のように言うと冷蔵庫を開けて中を探しました。「ごめんね、右側にありました。左になかったから右を探すとか、そういう回路にはなってないみたいね」 せりふの最後が少し気になりましたが、「わがんね」と私は一言だけ返しました。カミサンも私のことをよくわかっているので、それ以上は突き詰められることはありませんでした。言われた事だけをやるのではなくて、物事は常に俯瞰して、何たらかんたら… 私もサラリーマン時代は何度も口にしたり紙に書いたりしたことがありましたが、今じゃこの体たらくです。カミサンが冷蔵庫の右端の下から紅しょうがを取り出し、私が自分の皿には大目に、カミサンのには少なめに入れ、無事に焼きそばが完成しました。マルちゃんの麺が最近細くなったとか言いながら、何もなかったかの如くにわが家の夕飯ははじまりました。
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