趣味の違いは致命的なのか?

趣味の違いと結婚生活

お互いの趣味が同じということは、結婚生活においてかなり重要です。同じ趣味を持っていると、夫婦として楽しく過ごすことができます。一方で趣味が合わない夫婦はそれなりの工夫が必要になるかもしれません。我が家は子供がいないこともあり、必然的に動物好きです。これは夫婦に共通して言えることなのですが、音楽に関してはちょっと違いがあります。

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演奏が好き

私は小さいころから音楽を演奏するのが好きでした。音楽の授業で縦笛を吹き、音楽の先生に褒められたことが何度もあります。歌のテストでは「お前はやっぱりうまいね」と言われたこともあります。ただ、音符を読むのは苦手で、学科は全然ダメでした。小学生の頃は、親にギターを買ってくれとか、ピアノを買ってくれとかせがみましたが、家にお金がなくて買えませんでした。中学校の終わりにエレクトーンとエレキベースを買ってもらい、ここから本格的な音楽人生がはじまりました。高校ではブラスバンド部に所属し、バリサクを吹き、指揮者にもなりましたが、訳あって辞めてしまいました。その後はバンド活動をし、高校の文化祭ではそこそこの評価を得ることができました。ゆくゆくはベースを弾いて食べていこうと思っていましたが、親に反対されて玉砕、自動車販売会社に就職したという経歴があります。働き始めても音楽への熱は冷めず、エレクトーンを二台買い替えた後、グランドピアノを買いました。楽器に対してはマニアも少し入っており、トランペット、各種縦笛、尺八、アコーディオン、コントラバス、など、数えきれないほどの楽器を所有しています。今現在は妻の実家にいることや、暇も時間もないので演奏はしませんが、気分転換に尺八を練習したり、ピタゴラスイッチのたて笛をコピーしたりすることが時々あります。

楽曲が好き

一方のカミサンは、演奏に関しては全く関心がないばかりか、その場所を避けて通ります。例えばショッピングモールの楽器売り場で私が鍵盤を弾いたりすると、「やめろ」といわんばかりの顔をして、向こうへ行ってしまいます。テレビでコーラスやアカペラのグループが出てくれば、お決まりのように「やっている人たちが一番楽しい」などと言い、演奏をすることに関しては、何の関心も示しません。一方で、音楽の楽曲、特に洋楽に詳しく、海外のイギリスのロック系の音楽がとても好きです。日本では吉井和哉のファンで、先日イエローモンキーが再結成された際には、私を引き連れてコンサートへ出かけたほどです。このほかには、かつては山崎まさよしが好きでしたが、今は熱が冷めたようです。この時はギターの演奏に関していろいろと共通の話題があったのですが、吉井さんではなかなかそれもありません。とにかくカミサンは、音楽そのものが好きで、演奏は嫌いです。ですが、音楽が好きなので、鼻歌はよく歌っています。私も同じです。

サザエさんを見るとどうなるのか?

この夫婦が日曜日の定番、サザエさんを見るとどうなるのでしょうか?音楽好きの二人、そのまま見ていると思いますか?カミサンはドラマや映画が好きで、物語を鑑賞するようにしながらサザエさんを見ています。一方で私は、裏に流れている音楽が気になって仕方ありません。昨日などは、メロディーやウラセン、ベースラインをいろいろと分けながら鼻歌交じりに歌っていたのですが、突然カミサンから「やめてよ!聞こえないじゃないの!」と、怒られました。私も頭にきたので、もっと大きな声で歌ってあげたところ、口を聞いてもらえなくなりました。深刻なケンカのレベルではありませんが、お互いをよく示した一幕だったと思います。皆さんも、結婚する際には相手の趣味をよく見極めて、同じ部屋で生活して行けるかどうかを考えてみて下さいね。 

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