宮内社長 うちの父にメールの打ち方を教えてあげて!
「ソフトバンクモバイルの新しい社長兼CEOが記者会見し、ガラケーは必要ないとおっしゃった」とのニュースを拝見し、わが家の実態をお知らせしたいと思います。参考になれば幸いです。うちの父は80才、80才でも口は達者なので、ソフトバンクさんの携帯電話を持っています。もちろん、二つ折りになるガラケーです。父は当初、遠く離れて暮らす私と連絡を取る手段の一つとして、ガラケーのメール機能を使おうと試みました。私とカミサンに何度かメールが来ましたが、今はもう来ません。操作が上手くできないのと、迷惑メールが大量に送られてきたことで嫌になってしまったのだと言っていました。父は社長がおっしゃる店舗での指導に自ら赴き、何度も店員さんから指導を受けていました。当時ガラケーのプロなどと自慢していたうちのカミサンにも教わったりしながら、何とか頑張っていました。でも、メールができるようにはなりませんでした。父はカラオケ好きですが、練習は近くの「ふれあいサロン」で行います。歌は時々テレビの歌番組で楽しんでいます。昔から旅行と写真が好きでしたが、カメラと電話は父の中では繋がっていません。旅行にはカシオのコンデジを持って行きます。これも、私がかつてプレゼントしたアドバンストフォトシステム搭載のカメラが、フィルムの事実上の供給停止で使えなくなり、仕方なく購入したものです。今でも使い方は怪しげです。日本はお金を持った高齢者が沢山います。これからも増えて行きます。孫とラインがしたいから、というような理由でスマホにする方もいらっしゃるとは思いますが、スマホは私にいわせれば小さなパソコンです。歳を取ってから新しいことを覚えるのがどれほど大変な事かは想像がつくと思います。時代の流れでガラケーがなくなってしまうのは仕方ありません。父はガラケーを探してさまようか、あるいは、家電(いえでん)だけになるかもしれません。父が生まれた時代には食べ物もろくになく、闇市から食料を仕入れて生き抜いたというような時代を生きてきましたので、携帯電話などなくても大丈夫なはずです。父は典型的なに日本の高齢者だと思います。かなりの需要はあるかなと思います。